現場ブログ
2023/02/03
住宅の省エネ化は必須対策になります!2025年適合義務化へ
こんにちは!
春日井市・中津川市を中心に
本物の自然素材にこだわって、健康に暮らせる家づくりをしている
ハヤカワ建築工房です☆
脱炭素社会に向けて
昨年10月から省エネ性能の認定基準が変更され
さらに2025年には省エネ基準への適合が義務化されます。
これまでオフィスビルなど一部の建物が対象とされていましたが、
2025年度以降は、住宅を含む全ての新築の建物が
断熱材の厚さや窓の構造などの基準を満たすことが求められるようになります。
2030年には義務化の基準がZEH基準レベルへ引上げられる予定であり、
建築物分野での省エネ対策が加速しています。
□省エネ基準とは?
省エネ基準とは、国が定めた
「省エネルギー基準(平成28年度基準)」のことを言います。
この基準をクリアできない不適合住宅は今後新築することができなくなります。
新築住宅の「省エネ義務化」というテーマは最近急に出てきたものではありません。
元々は2015年から義務化される話で2013年くらいから検討されていましたが、
対応できない工務店などの業界団体から
「まだ早い」「景気が後退する」などと反対され見送られていました。
省エネ基準への適合義務化が見送られた代わりに、
建物が省エネ基準に適合しているかどうかの「説明」が義務化され、
説明義務制度は2021年4月から施行されています。
今回、2050年「カーボンニュートラル」という目標に向け、
SDGSの大きな流れもあり、
ようやく省エネ基準の適合義務化がスタートすることになったのです。
新築で住宅を建てたいと考えている方は、省エネ対策は必須の対応になります。
省エネ性は「外皮性能」と「一次エネルギー消費量」のふたつの指標で評価されます。
〇「外皮性能」とは?
外皮性能とは、建物の外回り(壁・床・天井・窓など)の省エネ性能のことです。
外皮性能は外皮平均熱貫流率「UA値」と
冷房期の平均日射熱取得率「ηAC値」で見ることができます。
「UA値」は、住宅の内部から床、外壁、屋根(天井)や開口部などを通過して
外部へ逃げる熱量を外皮全体で平均した値です。
数字が小さいほど熱が逃げにくく、省エネルギー性能が高いことを示します。
UA値=建物が損失する熱量の合計[W/K] ÷ 外皮面積[㎡]
「ηAC値」は、窓から直接侵入する日射による熱と、
窓以外から日射の影響で熱伝導により侵入する熱量を冷房期間で平均し、
外皮面積の合計で除した値です。
値が小さいほど住宅内に入る日射による熱量が少なく、冷房効果が高くなります。
ηAC値=建物が取得する日射量の合計[W/(W/㎡)] ÷ 外皮面積[㎡]
難しい数式が並びましたが…
外皮性能が高くなると、外の気温に左右されにくくなり、
冷暖房も少ない稼働で効きやすくなるので、快適な住環境が実現できるということです。
南北に長い日本列島では、沖縄のような温暖な地域と、
北海道・東北地方のような寒冷地とでは、
必要な断熱や日射遮蔽の性能が大きく違ってくるので、
この「UA値」「ηAC値」は、全国を8つの地域に区分して、
それぞれ基準値が設けられています。
東海3県(愛知県、岐阜県、三重県)は地域区分5になり
「UA値」の基準値は0.87「ηAC値」の基準値は3 です。
〇「一次エネルギー」とは?
化石燃料、原子力燃料、水力、太陽光など自然から得られるエネルギーを
「一次エネルギー」
これらを変換・加工して得られるエネルギー(電気、灯油、都市ガスなど)を
「二次エネルギー」といいます。
家の中では電気やガスなど二次エネルギーが多く使用されますが、
計量単位がそれぞれ異なるため、
「一次エネルギー消費量」という統一の単位に換算し総エネルギー消費量を求めます。
省エネルギー基準で定められた「基準一次エネルギー消費量」と比較して、
どの程度消費するエネルギーを削減できるかを確認し、
削減できる値が大きいほど省エネ性能が高いと言えます。
この「基準一次エネルギー」については
・床面積などの条件
・使用する設備機器の種類
など様々な条件によって決まるので、
UA値やηAC値のように基準値が一定ではなく、
同じ地域区分に建築する住宅でも基準値が変わります。
地球環境のためだけでなく住む人にとっても
省エネ住宅はメリットがたくさんあります。
まずは「光熱費が節約できる」
断熱性能が高く外気の影響を受けにくいため、冷暖房費を抑えることができます。また断熱性能が高いと結露の発生を抑えることができるので、
喘息の原因となる「カビやダニの発生を防ぐ」
家の中の温度差がなくなるので一般住宅でよくある
「キッチンの足元が冷える」「トイレや廊下、お風呂が寒い」といったお悩みも
解決できます!!
健康的な生活が送れるので「医療費の削減」にも繋がりますね。
□まとめ
これから新築住宅を検討している方にとって必須となる省エネ対策。
2025年までは省エネ基準に適合していなくてもOK!ではなく、
この先の人生を長く快適に住み続けられるよう、
地球環境や家計、健康にも優しい省エネ住宅の計画を進めませんか?
これからの家づくりは省エネ住宅の設計に慣れていて、
しっかりとサポートしてくれる会社にご相談されることをおすすめします。
満足度の高い家づくりのためにまずは、下記までお気軽にご相談ください。
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「お客様にとって本当に安心出来る住宅を提供したい。」
そんな想いでプランから現場管理まで同じ担当者が行いお客様との信頼を構築し、
確かな技術と監理により大切な住まいを丁寧に造りあげています🏠
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