赤ちゃんにもアレルギー体質の人にも優しい家造り

家造りと健康リスク

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住宅と健康。無関係の様で実は大きく関係しています。
住宅を新築又はリフォームする上で健康について考慮すべき事を挙げるとすれば『シックハウス』『ヒートショック』『アレルギー』だと思います。

まず『シックハウス』について。
あまり知られていないかもしれませんが化学物質過敏症で悩んでいる人たちは全国で100万人以上いると言われており シックハウス症候群の人も含めると相当な患者数が居る事になります。148713
シックハウス症候群の症状は、眼症状・嗅覚過敏・耳鼻科症状・肩こり・集中力低下・慢性疲労・頭痛・睡眠障害・記憶力低下など多岐にわたります。
又アレルギー体質の人やシックハウス症候群に掛かっている人は化学物質過敏症になる恐れが有ります。
化学物質過敏症になってしまうとシックハウス症候群の症状より酷い症状が現れ、ほんの僅かな化学物質や木の臭いにまで反応してしまい、実際生活が出来ない状況に陥ってしまい、不治の病と言われています。
住宅を造る際に使われる接着剤や建材に対して何の規制も行っていないとどうなるか・・・・ 中国ではシックハウス症候群が原因での死亡者数は年間220万人その内の半数以上が5歳未満と言われています。
実際私も小学生の頃自分の部屋を作ってもらい、完成したその日に弟と一緒にその部屋で寝ました。 朝起きると吐き気とめまいに襲われ、兄弟二人で学校を休みました。今考えると、とても恐ろしい事です。
日本ではシックハウス症候群の症例などから2003年にシックハウス対策法が施行され建築材料に対しての規制が設けられました。 建築で使用される材料にはF☆(☆数でランクを示す)の表示義務がなされました。
じゃあ今から建てる住宅は安心!と思いがちですが、実際には平成21年~平成26年の間でシックハウス等による事故が266件発生しています(リフォーム工事のみの事故件数)
シックハウスの対象となる物質は13種類。それぞれの室内基準値が定められています。 しかし、F☆の規制対象となる物質はホルムアルデヒドのみ。それ以外の物質に対しての表示義務は有りません。
又、様々な新しい物質が作り出される中でその物質が人体に及ぼす危険性は未知数なのです。
シックハウス対策法が施行された時に24時間換気が義務付けされました。 これは使用される材料のF☆の種類と使用面積によって1時間当たりの室内の換気回数が決められ、換気扇の設置が必要となりました。
なぜ、換気する必要があるのか?
それはもちろん人から発散される二酸化炭素や水蒸気。家具・家電・洗剤等多岐にわたる生活必需品から発散される化学物質に対する対策としてでもあるのですが、F☆~はホルムアルデヒドの使用量を 規制しているだけで、使用されていないわけでは無い!と言う事です。
特に新築住宅に引っ越しされてしっかりと換気される事のないままに暖房を使用し、様々な建材や家具などから揮発した化学物質が小さなお子さんやアレルギー体質の人に害を与える事は否めません。
(中日新聞シックハウスに対する記事が掲載されていましたのでご興味が有りましたらご覧下さい。『中日新聞記事』←クリック)
国が定める規制は必ずしも万全ではありません。経済活動を行う上で100%使ってはならないとはなかなか言えないのです。
発症してからでは取り返しがつきません。
だから家族の健康を考えるのであれば、出来うる対策をしておく必要があると思います。
ただし、例えば自然素材である珪藻土を塗ったから安心と言う訳ではありません。
実は安い珪藻土等には接着剤が添加してある事が多いのです。
使用する材料は本当に安全な物なのか?シロアリの防蟻材はどの様なものなのか等、しっかり説明を受ける必要があると言えます。

次に『ヒートショック』について。227697
日本人の死亡原因として交通事故による死亡者数よりも多く、特に12月~2月にかけては約6倍もの死亡者数との報告が有ります。
ヒートショックはなぜ起きるのか? それは急激な温度変化によって血圧に急変動などが生じ身体に大きな負担を与えることと、長期間にわたって低温にさらされた人体が徐々に抵抗力を失い、病気になり易くなる事です。
ではどうしたら防ぐことが出来るのか?それは温度変化の少ない家造りをする事です。
ただ闇雲に高気密高断熱化すればいいと言う訳では有りません。高気密化すればリスクも生じます。 そのリスクを知った上での設計施工が大切になります。

最後に『アレルギー』について。
日本には様々なアレルギー体質の人がいます。 その症状により原因も様々ですが、食物アレルギー以外の症状の方は住宅の性能がなんらか関与している可能性もあります。
近畿大学の岩前教授の調査によると断熱性能によってアレルギーが改善された人数を統計してみると、断熱性能が高い住宅程アレルギーが改善さています。113400
ハウスダストとカビや結露の問題も切り離せません。
何も知らずに新しい家に住んだ結果、アレルギー症状が酷くなると言う事も少なくありません。
設計者や施工者から説明があれば良いのですが、その説明が無い事がほとんどでは無いでしょうか? 設計依頼する際には遠慮する事無くどんどんと質問してみましょう!

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